2026-27シーズンのスパーズはウェンバンヤマやフォックスだけでなく、若手選手の成長も大きなポイントになります。
特に注目したいのが、ステフォン・キャッスル、ディラン・ハーパー、カーター・ブライアントの3人です。

👆3人は以前の記事でも紹介していますが、今回は2026-27シーズンにどこが伸びれば、スパーズがさらに上のレベルへ進めるかを深掘りしていきます。
3人の「現在の武器」「課題」「今季伸ばしてほしいポイント」をスパーズファン目線で考察します。
ステフォン・キャッスル|3Pが伸びれば攻撃の幅が一気に広がる
若手コアの中心であるキャッスル。
2025-26シーズンは68試合に出場し、16.7得点・5.3リバウンド・7.4アシストを記録しました。
特に7.4アシストは、若手ガードとして考えると非常に魅力的な数字です。
さらに、ルーキーイヤーにはRising Stars MVPを獲得。すでにNBAで大舞台を経験していることも強みです。
そのキャッスルにも課題があります。それは、ターンオーバー(TOV)と3Pです。
昨季はチーム最多となる1試合平均3.2個のTOVを記録。ボールを持つ時間が長いプレーメイカーの宿命とはいえ、優勝を争うレベルのチームではここが数字として重くのしかかります。
フォックス不在だった西カンファレンスファイナル第1、2戦でTOVを計20回を記録。フォックス不在の時間もチームが安定した攻撃をするためにハンドリング力、判断力を向上させる必要があります。
加えて3P成功率も3P成功率は33.2%と外角の安定感はまだ発展途上です。
もちろん33%台が決して「打てない数字」というわけではありません。しかし、ウェンバンヤマやフォックスと一緒にプレーすることを考えると、もう一段上の確率が欲しいところです。
個人的には、キャッスルの3Pが36%程度まで安定してくると、スパーズのオフェンスは大きく伸びると思っています。
なぜなら、キャッスルが外から決められるようになれば、ディフェンスはドライブだけを警戒できなくなるからです。さらにオフボール時のマークマンも簡単にヘルプへ寄れなくなります。
そうなれば、フォックスとのバックコートやウェンバンヤマとのP&Rでも、守備側により難しい判断を迫ることができます。
つまりキャッスルにとって3Pは「得点を増やすための武器」ではなく、「ドライブを生かすための武器」なのです。
これがキャッスルの最大の成長ポイントだと思います。
ディラン・ハーパー|得点力より「安定感」が次のテーマ
ハーパーも、今後のスパーズを左右する存在です。
ルーキーシーズンは69試合に出場し、11.8得点・3.4リバウンド・3.9アシスト。
さらにFG成功率は50.5%と、ルーキーとして非常に効率の良い数字を残しました。NBA公式も、50%以上のFGで10得点以上・3アシスト以上を記録した21歳未満のルーキーの一人として紹介しています。
ハーパーの魅力は、派手なプレーだけではありません。スパーズのガード陣3人の中でTOVが最も少ない(1.6個/試合)という点です。
アシスト/TOV比も2.68とチーム最高水準で、「ボールを持たせて安心できる」という評価はすでに固まりつつあります。守備につぶされない賢さと、ミスをしない堅実さは、素材としてかなり貴重です。
ただし、この数字は割り引いて見る必要もあります。ハーパーはまだベンチスタートで出場時間・役割がフォックスやキャッスルより少ないからこそリスクの絶対数も抑えられている、という側面は無視できません。
今季ハーパーに求めたいのは、単純な得点アップではなく、出場時間とボールタッチが増えたときでも、シュート・ドライブ・パスの判断を崩さないことです。
「役割が増えたときの安定感」に期待したいです。
一方で課題としては、シーズンを通した結果の再現性です。
昨季はシュート成功1ー11に終わる大不振の試合があった直後に、22得点のキャリアハイを記録するなど、パフォーマンスの波が見られました。
今季は相手からのマークも厳しくなります。
「効率の良い若手」から「相手に対策されても効率を落とさない若手」へ進化できるかがポイントです。
カーター・ブライアント|「便利な選手」から「欠かせない選手」へ
3人の中で、最も成長幅が大きいと感じるのがブライアントです。
2025-26シーズンは71試合に出場し、平均は4.2得点・2.5リバウンド・0.7アシスト。3P成功率は33.5%。
昨季の数字だけを見れば、3人の中で最も目立たなかったのは間違いありません。だからこそ、今季どこまで役割を増やせるかが面白い選手です。
2026年4月のポートランド戦では、17得点・5リバウンド・4アシスト、3P5/6という素晴らしいパフォーマンスも見せました。
この試合からも分かるように、ブライアントには
「サイズがあり、外からも打てて、複数ポジションをこなせる」という魅力があります。
フォワードを本職としながら、スモールラインナップではセンター役を担える柔軟性もあります。
課題としてはスカウティング段階から指摘されているフィニッシュ力。昨季は2P成功率が50.9%と高く見えますがシュートはリム回りが大半のため物足りない数字です。
クローズアウトを受けた際もプランなく単純なドライブに頼ってしまう点は、プロ入り後も課題として残っています。
「限られた役割の中で結果を出す力」はすでに片鱗を見せています。ゴール下での得点を確実にする技術と、クローズアウトから崩しにいく判断力を磨けるかが、今季の伸びしろの核になりそうです。
17得点を取った試合をたまに作るのではなく、
- 3Pを安定して決める
- イージーシュートを決める
- クローズアウトアタック
- ボールを止めずに動かす
こうした仕事を毎試合続けられるようになれば、再現性も高まり、ローテーションでの立場は大きく変わります。
2026-27シーズンに何ができれば成功なのか
ここまで3人を見てきましたが、どこまでいけば成功といえるのかを考えていきたいと思います。
キャッスル
3P36%以上+平均TOV3個未満
リーグ平均レベルまで3Pを引き上げ、ボールを持つ時間が長い中でもTOVを3個未満に抑えられれば、かなりの成長だと考えています。
ハーパー
アシスト/TOV比が2.0以上
個人的には、アシスト/TOV比2.0以上をひとつの目安にしたいと考えています。出場時間が増えても効率を維持し、セカンドユニットのメインハンドラーになれるか
ブライアント
3P35%以上+2P成功率55%以上
昨季の2P成功率50.9%から一段上げ、ゴール下でのフィニッシュ力が改善したと判断できるラインとして55%を目標にしたいです。
これらをクリアできるようであればスパーズは更に大きな成長を遂げると思います。
スパーズの「弱点」との繋がり

👆以前の記事でも触れたように、スパーズが優勝を狙うためには、プレーオフでのハーフコートオフェンスなど、まだ改善したいポイントがあります。
ここで若手3人の成長が重要になります。
例えばキャッスルが1on1でより安定して得点できれば、フォックスやウェンバンヤマへの負担を減らせます。
ハーパーがセカンドユニットで自ら得点を作れるようになれば、ベンチ得点力が上がります。
ブライアントが3Pと守備で安定すれば、ラインナップの選択肢が増えます。
つまり、若手の成長は個人の成績だけではなく、チームが抱える弱点の解消にもつながるわけです。
まとめ|若手が「優勝争いの戦力」になるために
キャッスル、ハーパー、ブライアント。
3人ともまだ完成された選手ではありませんが、それぞれ違った武器を持っています。
キャッスルはゲームメイクと突破力。
ハーパーは効率の良い得点と判断力。
ブライアントはサイズとシュート、そして万能性。
しかし、プレーオフでは相手のスカウティングも厳しく、レギュラーシーズンでできていたことが簡単にはできなくなるため「自分の武器を相手に対策された後でも使えるか」が重要になります。
だからこそ、スパーズに必要なのは、若手が別人のように成長することではなく、
すでに持っている武器の精度を上げ、それをプレーオフでも再現できる選手になること。
それができれば、3人は2026-27シーズンからスパーズの優勝争いを支える戦力になってくるはずです。
皆さんは、3人の中で今季最も成長してほしい選手は誰ですか?
ぜひXで教えてください🏀
#GoSpursGo #NBA #Spurs

