2026-27シーズンのスパーズを語るうえで、注目したいポイントの一つが「3ガードの起用法」です。
- ディアロン・フォックス
- ステフォン・キャッスル
- ディラン・ハーパー
を同時に起用すると、誰がボールを持つのか、誰がPGを務めるのか、守備面での役割分担という具体的な問題が出てきます。
では、スパーズは3人をどのように起用するのでしょうか?
この記事では、フォックス・キャッスル・ハーパーの特徴を整理しながら、2026-27シーズンの「3ガード問題」について考察します。
1.なぜ「3ガード」がスパーズの注目ポイントなのか?
フォックス、キャッスル、ハーパーの3ガードについては以前の記事でも取り上げていますので是非参考にしてください👇


今回のメディアデーで3ガード起用にはさらに注目が集まりました。その理由はメディアデーでのミッチ・ジョンソンHCのインタビュー内容です。
「フォックス+キャッスル+ハーパー」の3人をより一緒にプレーさせ、ケミストリーを高めていく方向性を示しました。
フォックス自身も3人でプレーすることについて前向きな姿勢を見せています。
スパーズは単純に「ハーパーを先発にするのか?」だけを考えているわけではありません。
むしろ、「3人をどうすれば同時に活かせるのか?」という問題に取り組んでいると考えられます。
2.3ガード同時起用のメリット
では、3人を同時にコートへ送り出すメリットは何でしょうか?
① ボールハンドラーが増える
フォックスだけにプレーメイクを任せるのではなく、フォックス → キャッスル → ハーパーと複数の選手がボールを運び、攻撃を作ることができます。
その結果、特定の1人にプレーメイクを依存せず、相手守備の狙いを絞らせにくい攻撃を展開できます。
特にプレーオフでは、エース1人にボールを預け続けるだけでは相手に対策されやすくなります。
複数の選手が攻撃を組み立てられることは、大きな武器になります。
② トランジションでのスピード
リバウンド後にフォックス、キャッスル、ハーパーの誰がボールを持っても、一気に前へ運べるので相手の守備陣形を崩すことができるでしょう。
数的優位を作り出し、ウイングも連動して走ればコーナーやウイングでワイドオープン3Pも狙えると思います。
相手の足が止まり、一気に点差を離したい場面や点差を一気に縮めたい場面に期待がもてます。
③ ウェンバンヤマとの相性
この3ガードを考えるうえで欠かせないのがウェンバンヤマです。
ウェンバンヤマがハイポストやアウトサイドで相手の守備を引きつければ、ガード陣がスペースを利用してペイントへ侵入できます。
そこからウェンバンヤマへのパスやキックアウトにつなげることもできます。
3ガード+ウェンバンヤマの組み合わせが大きな鍵を握っています。
4.「3ガード」の課題
一方で、3人を並べればすべて解決するわけではありません。
最大のポイントは、「スペーシング」です。
3人ともボールを扱える選手ですが、3人が同時にボールを持てるわけではありません。むしろ重要なのは、オフボールの2人がどこに立ち、どのように動くかです。
例えば、フォックスがボールを持っている時にキャッスルやハーパーがただコーナーで待っているだけではシューターではないため、外を捨てられてスペースがなくなります。
なので3人のうち誰かがドライブ→バックドアやカッティング等でオフボールで動く必要があります。
他にもサイズ、リバウンド、守備分担などの問題があるため、「3人の才能を足せば強くなる」とは限りません。
ここがミッチ・ジョンソンHCの腕の見せ所になるでしょう。
5.私が考える「3ガード」の起用法
ここからは、私個人の予想です。
私が最も注目しているのは、「3人を常時スタメンにする」のではなく、「試合中に3人が同時にプレーする時間を増やす」という起用法です。
例えば、
PG:フォックス
SG:キャッスル
SF:ヴァッセル
PF:シャンパニー
C:ウェンバンヤマ
という形からスタート。そこからハーパーを投入。
フォックス+キャッスル+ハーパーの3人を同時起用する時間を作ります。
そしてフォックスを下げ、
キャッスル+ハーパーという組み合わせへ。
さらに別の時間帯では、
フォックス+ハーパー
というそれぞれのデュオの特性を活かした組み合わせも考えられます。
| 組み合わせ | 期待したい特徴 |
|---|---|
| フォックス+キャッスル | 攻撃と守備のバランス |
| フォックス+ハーパー | 得点力+リムアタック |
| キャッスル+ハーパー | サイズ+若さ・エネルギー |
このように、「3人を同時に使う」ことと「2人ずつ組み合わせる」ことを使い分けるのが、現時点では最も現実的だと考えています。
3ガードをクラッチタイムで起用するにはまだリスクが高いと思います。外を捨てられてペイントを固められれば、タフショットやターンオーバーが増える可能性があるため序盤戦では慎重に起用していくのを予想しています。
6.ハーパーの先発は?
ここはスパーズファンなら非常に気になるところでしょう。
昨季のハーパーはベンチから出場する役割が中心でした。
しかし今季は、先発起用の可能性も取り沙汰されています。
ただし、「ハーパーが先発する=フォックスかキャッスルが外れる」とは限りません。
むしろスパーズが目指しているのは、「3人がそれぞれ違う形でチームに貢献すること」なのではないでしょうか。
メディアデーの中でフォックス、キャッスルやハーパーから「僕たちにエゴはない」といった発言が出たことを聞くと、もちろんスターターとして活躍したい、でもチームの勝利のために!といいう気持ちを私は感じました。
先発5人だけを見るのではなく、「試合を通じて誰と誰が一緒にプレーするのか」を見る必要があります。
7.プレシーズンで注目したい5つのポイント
そして、この3ガード問題の答えを探すうえで重要なのがプレシーズンです。
スパーズは10月8日のアトランタ・ホークス戦を皮切りに、プレシーズン5試合を予定しています。
特に注目したいのは次の5つです。
① ハーパーは先発するのか?
まずはここ。
昨季と同じベンチスタートなのか、それとも先発へ昇格するのか。
② 3人が同時にコートに立つ時間
これが最重要ポイントです。
フォックス+キャッスル+ハーパー
が何分程度起用されるのか、起用タイミングは?注目したいと思います。
③ 3ガード起用の時に一緒に起用される選手は?
ウェンバンヤマは間違いないでしょう。しかし、PFには誰を起用するのか
ハリスなのか?シャンパニーなのか?
PFを誰にするのかは、3ガードシステムを考えるうえで非常に重要です。
個人的には3ガードのサイズ不足のデメリットを補うためにもサイズのあるハリス、シャンパニー、ブライアントに期待しています。
④ ハーパーのオフボール能力
3人を同時起用するなら、「ハーパーがボールを持っていないときに何ができるか」が重要になります。
キャッチ&シュートだけではなく、カッティングやスクリーンなど、ボールを持たない場面での動きにも注目です。
⑤ ウェンバンヤマとの組み合わせ
フォックス+キャッスル+ハーパー+ウェンバンヤマ
が機能できるかはウェンバンヤマがハイポスト付近でパッシングハブになれるかが重要だと思っています。
逆に、ウェンバンヤマをハイポスト付近に置くだけでガード陣が止まってしまえば、相手は外を捨ててペイントを固めることができます。
だからこそ、ウェンバンヤマ自身もパスを受けるだけではなく、ハイポストからボールを動かしながら、ガードのカッティングやドライブを生かす役割が重要になると考えています。
結局、3ガードを成立させる鍵は、3人のガードだけではなくウェンバンヤマを含めた4人、5人の動きにあると私は考えています。
8.まとめ|「3ガード問題」はスパーズ最大の楽しみの一つ
2026-27シーズンのスパーズにとって、フォックス・キャッスル・ハーパーをどう共存させるかは非常に興味深いテーマです。
3人とも異なる特徴を持っているため、上手く組み合わせることができれば大きな武器になります。
一方で、
- スペーシング
- ボールシェア
- 守備
- サイズ
- オフボールでの役割
など、解決しなければならない問題もあります。
個人的には、私が現時点で考える「3ガード問題」の答えは、3人を常に一緒に使うことではありません。フォックス、キャッスル、ハーパーの2人組を基本としながら、試合展開に応じて3人を同時起用することです。
ただし、その答えが本当に正しいのかは、これから始まるプレシーズンで確認する必要があります。
だからこそプレシーズンに注目したいと思います。
メディアデーで見えてきた「3ガード構想」。
その答えが見えてくるのは、10月8日から始まるプレシーズンになるでしょう。
スパーズの新たなバックコートは、どのような形になるのか。
開幕へ向けて、ますます目が離せません。
Go Spurs Go!
👇禅之助の愛用スパーズアイテム
価格:7920円 |
