【2026-27 NBA】GAME2 スパーズ対ロケッツ戦を分析!シェングン対策と見えた課題

2026-27 NBAのスパーズ対ロケッツ戦を描いたイラスト。シェングン対策とスパーズの課題を分析 スパーズ
ロケッツ戦から見えたスパーズの守備の課題とオフェンスの改善点

開幕2連敗。それでも見えたオフェンスの改善

2026-27シーズン、スパーズはロケッツとの一戦に110-114で敗れ、開幕2連敗となりました。

終盤まで勝敗の分からない接戦でしたが、最後はロケッツに競り負ける結果となりました。

今回の試合で気になったのは、アルペレン・シェングンを中心としたロケッツの攻撃を止められなかったことです。特に、3ガードを中心とするラインナップでは、ウェンバンヤマ以外にシェングンを継続してマークできる選手が不足しているように感じました。

一方で、オフェンス面では改善も見られました。

キャッスルへの守備に対してDHO(ドリブル・ハンドオフ)を利用し、フォックスとシェングンのミスマッチを作る場面や、ウェンバンヤマがピック&ロールから有利な状況を作って攻める場面もありました。

今回は、ロケッツ戦の敗因を守備と攻撃の両面から振り返り、今後のスパーズに必要な修正を考えていきます。

1. 試合結果:終盤まで接戦も、あと一歩届かず

スパーズはロケッツに110-114で敗れました。

項目スパーズロケッツ
最終スコア110114
フィールドゴール成功率46.0%48.7%
3ポイント成功率32.4%40.0%
フリースロー18/2528/31
リバウンド4850
アシスト2125
ターンオーバー1515

※NBA公式BOXスコア参照

注目したいのは、FT(フリースロー)による得点の差です。

ロケッツは31本中28本を成功させたのに対し、スパーズは25本中18本。FTだけで10点の差が生まれています。

4点差の試合だったことを考えると、この差は非常に大きいといえます。

もちろん、FTの差だけが敗因ではありません。しかし、守備で不用意なファウルを減らし、相手に簡単な得点を与えないことは、接戦を勝ち切るために欠かせない要素です。

2. 【ディフェンス】シェングンを止められなかった理由

今回の試合で最も大きな課題となったのが、シェングンへの対応です。

シェングンは29得点、7リバウンド、7アシストを記録。特に第4クォーターでは14得点を挙げ、勝負どころでロケッツの攻撃を牽引しました。

なぜスパーズは、シェングンを止めることができなかったのでしょうか。

① リングやバックボードを利用する多彩なフィニッシュ

シェングンの厄介なところは、ゴール下での得点パターンが豊富なことです。

単純に高さやパワーで押し込むだけではありません。身体の使い方やシュートの角度を工夫し、リングやバックボードを利用することで、ブロックを狙うディフェンダーをかわしながら得点できます。

ウェンバンヤマは長いリーチと優れたブロック能力を持っていますが、シェングンのように、守備の位置を見ながらフィニッシュを変えられる選手に対しては、ウェンバンヤマに頼る守り方では限界があります。

ウェンバンヤマと同時にコートにたてるフィジカルなフォワードかビッグマンがいれば戦い方の幅が広がるかもしれません。

② 3ガードの影響、マッチアップの問題

もう一つ気になったのが、スパーズのラインナップです。

フォックス、キャッスル、ハーパーを中心とする3ガード編成は、攻撃面ではボールハンドラーを増やせるメリットがあります。

しかし、守備面ではシェングンのようなフィジカルと技術を兼ね備えたビッグマンへの対応が難しくなります。

ウェンバンヤマ以外にシェングンを継続してマークできる選手が限られるため、ウェンバンヤマが直接対応せざるを得ない場面が増えます。

そうなると、ウェンバンヤマをヘルプディフェンダーとして生かすことが難しくなります。

ウェンバンヤマがシェングンをマークするのか、それともゴール下の守備を優先するのか。この判断は、チーム全体の守備に影響します。

3ガードの攻撃力を生かしながら、相手の大型ビッグマンにどう対応するのか。これは今後のスパーズにとって重要な課題です。

3. 【ディフェンス】不用意なファウルを減らしたい

シェングンへの対応と並んで気になったのが、FTを与える場面です。

今回、ロケッツはFTで28得点を記録しました。スパーズとの差は10点です。

守備で相手を止めようとする意識は大切ですが、ヘルプが遅れたり、無理に手を出したりしてファウルになれば、相手に得点のチャンスを与えてしまいます。

特に、シェングンのように身体をうまく使える選手に対しては、後手に回ってから無理に対応するのではなく、ボールを受ける前から守備の準備を整えることが重要です。

チームとしてヘルプのタイミングや守備の役割を共有し、ファウルに頼らず相手の攻撃を難しくすることが求められます。

接戦を勝ち切るためにも、こうした細かな守備の改善を積み重ねてほしいところです。

4. 【オフェンス】キャッスルへの守備を逆手に取る

守備面では課題が残りましたが、オフェンスでは興味深い修正も見られました。

今回もロケッツはキャッスルにビッグマンをマークさせ、ペイント付近のスペースを狭める守りを見せました。

キャッスルの外角シュートを積極的に警戒するよりも、ドライブやウェンバンヤマのゴール下でのプレーを防ごうとする狙いがあったと考えられます。

この守り方を続けられると、キャッスルがボールを持ってもドライブのスペースがなくなり、ウェンバンヤマへのパスも通しにくくなります。

DHOからフォックスとシェングンのミスマッチを作る

そこで注目したいのが、キャッスルをDHOのハンドラーとして使う攻撃です。

DHOは、ボールを持つ選手が味方にボールを手渡すようにパスし、そのままスクリーンに近い動きで守備を崩すプレーです。

今回の試合では、この動きからスイッチを誘い、フォックスがシェングンとマッチアップするミスマッチを作る場面が見られました。

ロケッツがキャッスルにビッグマンを付けてスペースを消すのであれば、その守備を利用してマッチアップを変えさせる。これは、相手の対策に対する有効なアプローチです。

フォックスがシェングンとの1対1になれば、スピードを生かして優位性を作れる可能性があります。

もちろん、ミスマッチを作るだけで必ず得点できるわけではありません。そこからフォックスが仕掛けるのか、別の選手を使うのか、周囲の連動が重要になります。

DHOはシューターと組み合わせてもおもしろいセットです。今後の更なる改善に期待したいです。

5. 【オフェンス】ウェンバンヤマもP&Rから優位な状況を作る

ウェンバンヤマについても、前戦からの改善を感じました。

前回のサンダー戦では、シュートの選択に課題があるように見えましたが、今回はP&Rを利用し、ミスマッチを作ってから1対1で攻める場面がありました。

シュートを打つ前に、有利な状況を作る

P&Rの大きなメリットは、スクリーンによって守備側のマッチアップを変えられることです。

相手がスイッチすれば、ウェンバンヤマが有利な相手と1対1になる可能性があります。反対に、相手がスイッチしなければ、スクリーンを利用したドライブやロールで守備のズレを作ることができます。

大切なのは、難しいシュートを打つのではなく、攻める前に自分が有利になる状況を作ることです。

ウェンバンヤマの高さやシュート力を最大限に生かすためにも、P&Rから相手の守備を動かし、優位性を作ってからフィニッシュする攻撃を増やしてほしいと思います。

ショットセレクションの改善を得点効率につなげたい

今回もウェンバンヤマのシュートタッチは本来の状態に戻っていないように感じました。

ただし、ショットセレクションについては前戦より改善が見られたと考えています。

シュートは日によって変わる部分もあります。しかし、良い状況を作ってシュートを打つことは、チームとして改善できる部分です。

P&Rからミスマッチを作る動きが継続できれば、ウェンバンヤマ自身の得点だけでなく、周囲の選手が生み出すスペースにも良い影響が期待できます。

6. 3ガードの連動性向上に期待

今回の試合では、3ガードのオフボールの動きが前戦より増えたように感じました。

オフボールの選手が動くことで、守備側はマークの受け渡しやヘルプの位置を調整しなければなりません。これは攻撃にとって大切な改善です。

一方で、まだ動きが止まり、ボールを持つ選手が次の選択肢を探す場面もありました。

動きが止まれば、相手は守備の位置を整えやすくなります。その結果、個人の打開力に頼る攻撃になり、良いシュートを作ることが難しくなります。

3ガードを機能させるためには、ボールを持つ選手の判断だけでなく、持っていない選手のカットやスクリーン、スペースの作り方が重要です。

今回見られたDHOの活用やP&Rからのミスマッチ作りを継続し、攻撃が停滞する時間を減らせるかに注目したいと思います。

7. まとめ:守備の課題と、攻撃の改善を次戦につなげたい

ロケッツ戦は110-114で敗れ、スパーズは開幕2連敗となりました。

今回の試合で浮き彫りになったのは、シェングンを中心とした攻撃への対応と、FTによる失点です。

特に3ガードを中心とするラインナップでは、ウェンバンヤマ以外にシェングンを継続してマークできる選手が限られます。攻撃力を維持しながら、ビッグマンへの守備をどう組み立てるかが課題です。

一方で、オフェンスには改善も見られました。

  • キャッスルをDHOのハンドラーとして使い、ミスマッチを作る
  • ウェンバンヤマがP&Rからミスマッチを作り、有利な状況で1対1を仕掛ける
  • 3ガードのオフボールの動きを増やし、攻撃の連動性を高める

これらの工夫を継続し、実際の得点効率につなげられるかが今後のポイントです。

開幕直後の2試合だけでチームの可能性を判断するのは早いでしょう。ただし、課題が見えた今、それを次の試合でどこまで修正できるかは重要です。

守備のマッチアップ問題をどう解決するのか。そして、オフェンスで見せた改善を勝利につなげられるのか。

次戦のスパーズがどのような修正を見せるのか、引き続き注目していきたいと思います。

皆さんは今回のロケッツ戦、最大の課題は守備にあったと思いますか? それとも、オフェンスの完成度でしょうか?

Go Spurs Go!

観戦のお供に是非👇

ダンクシュート: 2026-27SEASON NBA COMPLETE GUIDE (2026年12月号)

価格:1650円
(2026/10/25 19:47時点)
感想(0件)

コメント

タイトルとURLをコピーしました