2026-27シーズンに向けたサンアントニオ・スパーズのプレシーズンが開幕しました。
初戦の相手はアトランタ・ホークス。結果は116-123で敗戦となりましたが、個人的にはスコア以上に収穫の多い試合だったと感じています。
特に印象的だったのは、ディラン・ハーパーの得点力とドライブ、ウイング陣のアウトサイドシュート、そしてカーター・ブライアントの成長です。
今回は、これまでブログで考察してきた「3ガード構想」と「第2ユニット」を中心に、初戦で見えた収穫と課題を振り返ります。
1.ハーパーが躍動!スターターでも第2ユニットでも期待できる
今回、個人的に最も印象に残った選手はハーパーです。
スターターとして起用されただけでなく、第2ユニットでも攻撃の中心として存在感を示していました。
特に良かったのは、ドライブで相手の守備を崩す力と、アウトサイドからも積極的にシュートを狙う姿勢です。
この試合では3Pを5本中3本成功(プルアップ、キャッチ&シュートどちらも成功)。さらにターンオーバーは0でした。
もちろん、プレシーズン初戦だけで今季の活躍を断定することはできません。それでも、得点を狙う積極性に加えて、ボールを扱う時間が増えてもミスを抑えられたことは好材料だと感じました。
ハーパーが自ら攻撃を組み立てられれば、第2ユニットの得点力向上にもつながります。今後はフォックスやキャッスルとの共存に加え、ボールを持たない時間の動きや味方との連携にも注目したいです。
2.3ガード構想は持ち越し。ウイング陣のシュートは好印象
今季のスパーズで注目しているテーマの一つが、フォックス、キャッスル、ハーパーによる3ガード構想です。
しかし、今回はフォックスが欠場したため、3人が同時にプレーする形を確認することはできませんでした。
以前の記事では、3ガードにはボールハンドラーを増やせるメリットがある一方、スペーシングや守備のバランスに課題が生まれる可能性もあると考察しました。
次戦以降は、誰がボールを運ぶのか、ボールを持たない選手がどう動くのか、そして3人が同時に出場しても守備の連携を維持できるのかに注目したいと思います。
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一方、今回好印象だったのが、ウイング陣のアウトサイドシュートです。
この試合では、ヴァッセルが4本中2本、シャンパニーが4本中2本、キャッスルが1本中1本の3Pを成功させました。
スパーズはウェンバンヤマのインサイドでの存在感や、ガード陣のドライブが大きな武器です。しかし、相手がペイント内を固めてきたときには、アウトサイドから得点できることも重要になります。
1試合の結果だけでシュート力の向上を断定することはできませんが、こうした選手たちが外から得点できれば、攻撃の選択肢は広がるはずです。
3.ケルドンの3Pとブライアントの成長に注目
第2ユニットでチームにエネルギーを与える存在として期待しているのが、ケルドンです。
ケルドンには、フィジカルを生かしたドライブやトランジションでチームを勢いづける力があります。今回もリバウンドで貢献する場面が見られました。
一方、個人的に課題として気になったのは3Pシュートです。キャッチ&シュートがスムーズではなく、相手のチェックを受けて打ちきれない場面もあったように感じました。
ケルドンがアウトサイドから安定して得点できれば、第2ユニットのスペーシングは改善し、ドライブを仕掛ける余地も生まれるはずです。
プレシーズン初戦だけで判断するのは早いですが、チームにエネルギーをもたらす「スパーズの魂」だからこそ、今後のシュートに期待しています。
そして、成長を感じた若手がカーター・ブライアントです。
個人的には、守備面に加え、3Pシュート,クローズアウトアタック、ドライブからのキックアウトにも好印象を持ちました。
相手がシュートを警戒して強く寄ってきたとき、ドライブで守備をかわし、次のプレーにつなげられれば攻撃の幅が広がります。
守備で信頼を得ながら、アウトサイドシュートやドライブでも貢献できれば、ブライアントはローテーションにとって価値のある選手へ成長できる可能性があります。今後も、この成長が継続するかを追いかけたいです。
4.コーネットと第2ユニットは優勝争いの鍵になる
今回、もう一つ手応えを感じたのがコーネットの存在です。
ウェンバンヤマがベンチに下がっている時間帯に、コーネットがインサイドを支える役割を果たしていました。個人的には、昨季のレギュラーシーズンから続く安定感を感じました。
ウェンバンヤマは攻守両面で大きな影響力を持つ選手です。だからこそ、彼が休んでいる時間帯に守備やリバウンドが大きく崩れないことは、優勝争いを目指すうえで重要になります。
コーネットが守備、リバウンド、スクリーンでチームを支えられれば、第2ユニットの安定につながるでしょう。今後はリードJr.との使い分けにも注目です。
また、今回の第2ユニットは、ハーパー、ケルドン、バーンズ、ブライアント、コーネットという組み合わせでした。
私が期待する役割は、ハーパーが攻撃を組み立て、ケルドンが得点を狙い、バーンズが経験を生かして支え、ブライアントとコーネットが守備やリバウンドで貢献する形です。
今日はハーパーがファーストオプションとして牽引し、それぞれが役割を実践できていたと思います。
もちろん、これは今回の試合を踏まえた個人的な考察であり、レギュラーシーズンの固定ローテーションを意味するものではありません。ハリスの出場状況などによっても、組み合わせは変わるはずです。
それでも、スターターだけでなく、第2ユニットにも明確な役割分担ができれば、チーム全体の戦力はさらに厚くなると思います。
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5.敗戦の中で感じた守備システムの浸透
今回の試合で、もう一つポジティブに感じたのがチームディフェンスです。
特に前半は、選手同士の連携やローテーションに、昨季から積み重ねてきた守備システムの浸透を感じました。
チームディフェンスでは、個々の選手が1対1で守るだけでなく、味方の動きに合わせてポジションを調整し、ヘルプやローテーションでカバーすることが重要です。
もちろん、守備が完成したと判断するにはまだ早すぎます。ペリメーターで簡単に崩される場面もありました。今後は相手の攻撃への対応や、ローテーションの遅れがどれだけ減っていくかを確認したいと思います。
それでも、敗戦の中でチームとしての連携に手応えを感じられたことは、開幕に向けた収穫の一つです。
6.まとめ|敗戦でも見えた成長。次戦への注目ポイント
ホークスとのプレシーズン初戦は116-123で敗れました。しかし、個人的には今季のスパーズに期待を持てる試合でした。
今回の主な収穫は、ハーパーの得点力とドライブ、ウイング陣のアウトサイドシュート、ブライアントの成長、そしてコーネットがウェンバンヤマ不在時を支える安定感です。守備面でも、昨季からの連携やローテーションに手応えを感じました。また、今回記事には触れませんでしたが、後半から出場したリードJr.もリバウンド面で素晴らしいポテンシャルを見せてくれました。
一方で、ケルドンの3Pシュートや、フォックスを含む3ガード構想の実戦検証は今後の課題です。
次戦では、フォックスを含むガード陣の組み合わせと、第2ユニットがどこまで機能するのかに注目したいと思います。
みなさんは、ホークス戦で最も成長を感じたスパーズの選手は誰ですか?
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